ゲームをプレイすると脳の認識能力が改善されることが明らかに|gigazine

2015-05-12_222334


アクションゲームをやりこむと正確な判断が素早く下せるようになることが判明していますが、ゲームで遊ぶことで脳の認知機能障害を和らげたり、障害そのものをなくしたりできる可能性があることが明らかになりました。

How gaming can improve our cognitive abilities (Wired UK)
http://www.wired.co.uk/news/archive/2015-04/24/adam-gazzaley-neuroscience-and-gaming-wired-health-2015

カリフォルニア大学サンフランシスコ校で認知神経科学を研究しているAdam Gazzaley教授は、アルツハイマー病などの認知機能障害や、トラウマによる認知機能への影響を、できる限り減らしたり取り去ったりする可能性のあるゲームを開発中。ゲーム会社AkiliのメンバーでもあるGazzaley教授は、ゲームをプレイすることで脳の認知機能がどのように変化するかを調査しています。

Gazzaley教授は「人類は身体能力の向上に伴って高い身体的パフォーマンスを求めてきました。しかし認知力、感情の抑制などを司る脳の部位はどのように改善していけばよいのでしょうか?悲惨なことに、現在の教育の現場では、子どもたちに知識を伝えているだけで、潜在的な情報処理システムの活用方法は教えていません。脳機能に障害を持つ人たちも、同様の問題を抱えています」と、認知機能についての知識が普及していないことを問題視しています。

脳の機能障害をわずらっている患者に対しては広く投薬治療が行われていますが、長期にわたる投薬を行ったにもかかわらず「このケースでは薬の効果が認められなかった」という結果になってしまうこともあります。さらに、治療薬の中には脳の関係のない部位にまで作用してしまうものもあり、投薬治療は患者ひとりひとりにパーソナライズされているとは言えません。

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